お金とか経済に関する本を読み漁って感じたことをまとめてみる
こんにちは。
30歳を控えてちょっとは真面目に自分のお金とかこれからの経済とか考え始めたsasaki(@sasaki_holiday)です。
会社への通勤時間(片道20~30分くらい)は読書してるんですよ。
基本的に小説以外でその時の気分でジャンル決めて読むんだけど、最近は株の取引とかも始めてみたりしてお金とか経済系の本をよく読みます。
ちなみに小説をあまり読まない理由はカッコつけたり、偉ぶってるわけでもなく単に自身の感受性の低さの問題(笑)
今までは特に本とか読んでもブログではほとんど紹介していなかったんだけど、最近はほぼ自分のアウトプットのために限りなくPVに貢献しない書評記事も書いてみたりしているわけです。
でね、お金とか経済に関する本を何冊か読んでると結構似たような主張も多かったり、共通点が多々あるわけです。
まぁ、自分の趣味嗜好的な問題で似たような本を読んでるのかもしれないけど。
それでもやっぱり、それなりに売れてる本で共通して書かれていることって大事なことなんじゃね。って感じるわけです。
だから、今回はここ最近手あたり次第に「お金」とか「経済」に関する本を読み漁って感じた共通点とか感じたことを書き留めておこう。って記事です。
世界的な経済的格差について
まず、大体の書籍で登場するのが「世界の経済格差」
「世界にはこんなに貧しく辛い生活をしている人たちがたくさんいるんだよー」的なやつ。
TVなどのメディアでも取り上げられることも多く、日本やアメリカのように恵まれた生活をしているのは世界でも一握りなんて耳にするかもしれません。
しかし、本とか読んでると確かにそういう生活をしている人たちもいるけれど、確実に世界の生活水準は上がってきてるというデータとか話が多くてびっくり。
数十年前と比較すると超貧困層(1日1ドル未満で生活するような人たち)は大幅に少なくなっているとのこと。
また、格差という面で考えてもいわゆる「途上国」と「先進国」という明確な境界はなくなりつつあって、大半の国はその中間に属するという事実。
まぁ、格差については難しいところで自分のような貧乏サラリーマンと大手企業の社長とか比べても格差だし。
ただ、こういう本で言っている格差はもっとマクロな話で今や世界はそんな明確に分断されてなんかいなくて、確実に生活の水準は向上しているよって話。
普通に、TVとか新聞とか見てると世界の格差はどんどん広がって貧困者は増えているような印象持っちゃうけどね。
その辺の事実をデータによってしっかり判断して正しい視点で真実を見なきゃダメだよ!って言ってる代表的な本は世界でベストセラーになった「ファクトフルネス」とか有名ですよね。
自分は発売当初に買ったはいいけど、まだ冒頭の方しか読めてないから読み終えたらまた書評記事とか書くかも。
あとは、世界の全体的な経済の仕組みや状況をメッチャ分かりやすく説明している「父が娘に語る経済の話」って本は面白いしおすすめ。
まぁ、割と古い固定観念で世界の格差とか認識しがちだけど現実は思っているより良い方向に向かってるのかな。
◆まだまだ世界に格差はあるけれどその差は埋まりつつある
◆メディアの報じる途上国↔先進国って表現も時代には合わなくなってきている
◆世界全体をマクロな視点で捉えると確実に生活水準は向上している
お金持ちになるためには
やっぱりみんな気になる「お金持ちのなり方」
書店やネット上でもよく「○○するだけでお金持ちになれる」とか「○○の意識を変えたらお金が貯まる」とかとか、もっと極端なのだと「絶対に儲かる〇個の投資ルール」とか嫌っていうほど見ますよね(笑)
でも実際はそんなの読んでもお金持ちになって会社を辞められるわけもなく。。。
しかし、一見胡散臭いようなそんなお金に関する本にも共通して書いてあることがあります。
労働者(従業員)である以上、富裕層にはなれない
言い換えると、給与収入だけではお金持ちにはなれないってこと。
いやっ、お金持ちになれない方法はいらんから!
とツッコミたくなります。
お金持ちじゃない人間の共通点を挙げられても。。。
じゃあ、労働者以外は金持ちなのかと考えるとそうでもないですよね。
つまり、労働者階級にいるうちは金持ちになれないけど、労働者じゃないからって金持ちとは限らないってことです。
はい、何の解決にもなりません(笑)
ただ、ここから唯一学べることとしては、「どっかのタイミングで労働者階級から抜け出さないと、富裕層の仲間入りはできない」ってことです。
言い換えると、労働によって得られる賃金で安定を享受しているだけじゃ金持ちになんかなれないから、リスクを取って安定を捨てないとダメだよ。って感じ。
まぁ、そうなんだけどさぁ(笑)
投資に限らず、お金持ちになるための「リスク」について分かりやすく書かれているのが、これまた大名著「マネーの公理」
この本は色々と考えさせられるし、リスクっていう日本人が嫌うものとの対峙方法がめっちゃタメになる1冊。
普通に読み物としても面白いからおすすめです!
ちなみにコチラの記事で「マネーの公理」については詳しく書いているのでよかったら読んでみてください。
◆正直、お金持ちになるための必勝法なんてない
◆ただ、確実にお金持ちになれない理由は書いてある
◆どっかのタイミングでリスクと向き合わないとお金持ちにはなれない
日本の経済状況
これに関しても、TVや新聞では悲観的なお話多めですが日本経済は最悪の状況から脱して良い方向に向かってる系の本が多い印象です。
TVや新聞を見てると、「年金崩壊」とか「失われた20年から立ち直れない日本」とか「日本の借金1000兆円」とか見てるだけで憂鬱になるようなことばっかり論じてる印象です。
一方で、日本経済を分析しているような本とか読むと割と日本の財政は復活しているとか、日本経済はバブルでの失敗を超えて立ち直ったとかそういう話が多くてこれも驚きます。
確かに、増税するにしても、政府を批判するにしても、何かと不安を煽るのはメディアや政治家の常套手段的な部分はありますからね。
で、ちゃんとデータ見てみなよ!TVや新聞のウソに騙されちゃだめだよ!みたいなことが多く書いてある印象です。
当然、TVや新聞なんかより悲観的に日本の経済を憂いている本とかもありますが、大体そういう系の本を読んでいくとだんだん主張が左に寄り過ぎた感じになりがち。
逆に日本は全く心配ない!って称賛しまくってると案の定、主張は右に寄り過ぎていく印象。
まぁ、どっちもどっちでバランスが大事だとは思いますが、客観的に読んでいるとデータとしての根拠としてはやはり日本経済はそれなりに回復してきたっていう見方の方が個人的には信用できる気がします。
ちなみに「この数字がわかるだけで日本の未来が読める」って本は割と日本の経済は復活した!って感じの本ですが、やっぱり若干の右寄りな感じは気になる部分(笑)
しかし、論拠としているデータとか物事の読み解き方は参考になるし、普通に面白い本だったからおすすめ。
お金・経済に関する本まとめ
というわけで今回は、ここ最近よく読んでいるお金や経済に関する本の中から共通して書かれていることなんかをまとめてみました。
結局、お金とか経済の話ってマクロかミクロかの視点によって全然見え方も違うし、感じ方も違います。
実際に普段生活をしていれば、路上生活者も普通に見かけるし、ランボルギーニを乗り回している富裕層も見かけます。
でも、マクロ的な経済的視点で判断すると確実に日本は世界の中でもトップクラスに裕福な国なわけで。
まだまだ、色々思うところはありますがひとまず自分自身が貧乏脱出できるように頑張ります(笑)
以上、ご精読ありがとうございました。