【おすすめSF漫画】天国大魔境2巻の見どころ紹介!キルコの過去や施設の核心へ
こんにちは。
既に天国大魔境3巻の発売が待ち遠しいsasaki(@sasaki_holiday)です。
待ちに待った「天国大魔境 2巻」が2019年3月22日に発売されました!
天国大魔境は「それでも町は廻っている」などでおなじみの石黒正数さんが連載中の最新作で、「このマンガがすごい2019 オトコ編1位」にもなっています。
以前、コチラの記事で「天国大魔境 1巻」の魅力やあらすじなどを紹介しました。
そしてついに待望の第2巻が発売されたので、早速読んでみました。
衝撃の1巻、ワクワクの2巻って感じです。
1巻はで大々的に広げた風呂敷の中身に衝撃を受けましたが、2巻では少しづつ謎の核心に迫っていく展開でした。
というわけで今回はつい先日発売されたばかりの「天国大魔境2巻」のレビューを紹介していきます。
※基本的にネタバレは無い感じで進めますが、気になる方は先に本作を読んでからこの記事を読むことをオススメします。
語られるキルコの過去
子供たちが安全に暮らす施設の中とは対照的に「ヒルコ」と呼ばれる怪物なども現れる文明が崩壊した外の世界で暮らす「マル」と「キルコ」。
互いに協力しながら、互いの目的のために「天国」と呼ばれる場所を探して旅をしています。
この辺までは1巻で触れていた部分です。
今回の2巻では、5年前キルコの身に起きたある事件から話は始まっていきます。
そこに隠された衝撃の真実となぜ、こんな世界でマルと一緒に「天国」を探しているのかが明かされていきます。(これ以上は完全ネタバレになっちゃうのでぜひ作品を読んでください笑)
そしてその真実を知ったマルがキルコに抱く感情も見どころの一つです。
個人的には、1巻で感じていた何とも言えない違和感がこのキルコの過去を知ることである程度スッキリした感じはあります。
とはいえ、まだ謎な部分も多くあるのでその辺は今後に期待って感じ。
施設内で大人が子供に隠しているものとは
マルとキルコが旅をする外の世界とは逆に子供たちが安全に暮らす「施設」の中では徐々に外の世界の存在に気が付き始める者が出てきます。
また、大人たちが隠している「何か」に気が付き始める者も出てきます。
一見、荒廃した外の世界から子供たちを壁で隔離して安全に保護している施設ですが、何とも言えない不気味な違和感があるのも事実です。
そんな施設内で大人が隠すある秘密に気が付いた「クク」と「トキオ」は施設の立ち入り禁止エリアに侵入して秘密を目撃します。
正直、この秘密によって施設が隠す真実は全く分かりませんが、とはいえ単に子供を危険から守るだけの保護施設ではないことが判明します。
果たして、子供達は施設で安全に暮らすことが正解なのか、危険な外の世界に逃げ出すことが正解なのか。。。
個人的にはかなり不気味で歪な状況に思える施設。
その中で子供たちが感じる違和感や不和は今後どんな形で表れてくるのかドキドキと不安でいっぱいです。
ただ、施設が何か大きな真実を隠して子供達を施設に収容しているのは確かなので、今後その辺がどういう展開になっていくのか楽しみです。
天国大魔境2巻レビューまとめ
というわけで今回は私が大好きな「石黒正数」さんの最新作「天国大魔境」の第2巻を読んだ感想などを書いてみました。
徐々に明らかになる違和感の正体やワクワク・ドキドキする冒険、ミステリー感は早くも3巻の発売が待ち遠しくなりました。
また随所にちりばめられるクスっと笑える部分の絶妙なバランスは最高です!
ぜひ、これからさらに気になる展開になっていくことは間違いない作品なので、まだ読んでいない方は読むことをおすすめします。
以上、ご精読ありがとうございました。