金曜ロードショーで初めて「ハウルの動く城」観たけどメッチャ名作じゃない?
こんにちは。
ジブリ作品を観るとトースト・目玉焼きが食べたくなるsasaki(@sasaki_holiday)です。
夏休み恒例の金曜ロードショーのジブリ祭り的なやつで初めて「ハウルの動く城」観ました。
最初は完全に惰性というか、興味ゼロで見始めたんですよ。
そして途中で気付くんです。
「あれっ??これ面白いんじゃない???」
でも個人的にはジブリ作品ってそんなに好きじゃないしなぁ。。。
なんて思いながら、「食事」「スマホ」「TV」「パソコン」の行儀の悪い四刀流で流し見。
しかし、気が付くと食事の箸が止まり、スマホをポケットにしまって、パソコンの電源を落とし、TVに釘付けになっている自分がいます。
そしてラストのエンドロールで号泣する大人の男。
結果:ハウルの動く城って名作じゃない??
はい、完全に誤解していました。
なんか「ゲ〇戦記」的な作品かと思ってたよマジで(笑)
というわけで、2004年に公開されてから余裕で10年以上が経過したジブリ作品「ハウルの動く城」を金曜ロードショーで初めて観た率直な感想とか書いていきます。
流石に10年以上前の作品だし、管理人のようにまだ観たことない方も少ないと思うので、特にネタバレとかは気にしないで書いていきます。
簡単なあらすじ
では、管理人のようにハウルの動く城自体観たことないよーって方や忘れてしまった人のためにあらすじのおさらい。
帽子屋の少女ソフィー。
彼女が街で絡まれているところを通りすがり(荒れ地の魔女から逃げている)の魔法使いハウルに助けてもらうことから物語が始まります。ハウルに助けてもらった晩。
帽子屋に現れたのはハウルを追う「荒れ地の魔女」。
荒れ地の魔女はソフィーに老婆になってしまう呪いをかけます。呪いによって90歳の老婆になってしまったソフィーは街を出ます。
道中で出会ったカカシのカブに案内されて辿り着いたのは「ハウルの動く城」でした。城の中には火の悪魔カルシファーや弟子のマルクルがいました。
カルシファーは自身がハウルとの契約によってこの城に縛られていること、そしてその契約の謎を見破って解放してくれたら、ソフィーの呪いを解く約束をしました。この城で掃除婦を装って働くソフィーでしたが、ハウルは自身の命令しか聞かないカルシファーを扱っているソフィーを怪しがります。
あの時、街で助けた少女とは気が付いていません。ソフィーが掃除で棚の配置を変えたことによって、ハウルの髪の色が変わってしまいます。
これをきっかけにハウルは自分がとても臆病であり、自身がないことをソフィーに打ち明けます。そして、魔法の師匠であるサマリンの呼び出しに怖くて行けないことを話します。
サマリンはハウルに戦争に協力すれば悪魔との契約を解いてあげると呼び出していました。これを聞いたソフィーはハウルの母親として、サマリンに会って戦争への協力を断る約束をしました。
サマリンの城には荒れ地の魔女も呼ばれていましたが、罠にはまった荒れ地の魔女は魔力を奪われてしまいます。
一方、ソフィーはキッパリとハウルが戦争に協力しない旨を伝えましたが、サリマンは協力しないなら荒れ地の魔女と同様にハウルの魔力奪うとひきません。
そこに、ソフィーがいることでサリマンに会う勇気が出たハウルが現れて、師匠のサリマンからソフィーを連れて逃げ出します。
ソフィーは同時にサリマンのペットの犬と魔力を失った荒れ地の魔女も連れてハウルの動く城に逃げ込みます。何とかサマリンから逃げることはできましたが、街は戦争の空襲がよりはげしくなっていました。
一方、城はカルシファーの魔力で守られていましたがサマリンの罠によってカルシファーの炎が弱まってしまいます。
ハウルはソフィーたちを守るために一人で戦いに出ます。ソフィーはハウルを助けるために荒れ地へと向かいます。
しかし、道中で荒れ地の魔女はカルシファーこそ長年求めていたハウルの心臓であることに気が付き、奪い取ろうとします。
カルシファーに触れた荒れ地の魔女にカルシファーの火が燃え移りますが、ソフィーは咄嗟に水をかけてしまいます。カルシファーの炎が消えることはハウルの死を意味します。
しかし、まだ完全には炎は消えていませんでした。ハウルは鳥の怪物のような姿になっていましたが、荒れ地の魔女からカルシファーを取り戻したソフィーはハウルの心臓を戻します。
無事に心を取り戻したハウルでしたが、カルシファーの魔力がなくなったので、城は崩れ崖に落ちてしまいます。しかし、危機一髪のところでカブが助けてくれます。
ソフィーはお礼にカブにキスをすると、カブの呪いが解けました。カブの正体は隣国の王子だったのです。
王子はこんなくだらない戦争を辞めるように話すことを約束します。サマリンはこの様子をペットの犬越しに観ていて、戦争を止めることを決断します。
カルシファーは自由の身になりましたが、ハウルたちとまた暮らすことを望み、新しくなったハウルの動く城で幸せに暮らしました。
こんな感じですね。
全然、簡単なあらすじじゃない(笑)
ごめんなさい。
あらすじっていうか、まんまストーリーでした。
昨日観たばっかで、記憶がある分しっかりと書いちゃいました。
とまぁ、こんなストーリーなんですが実際に観た感想だったり、あとから知った細かい解説なんかをしていきます。
ジブリ史上最高傑作とも言える音楽
個人的には音楽が最高でした!!
もうね、最初興味なくて流し見してた時に聞こえるBGMで完全に引き込まれました。
観終わった瞬間にサウンドトラックポチっちゃいました。
何といってもメインの曲である「人生のメリーゴーランド」がハンパないんです!!
作品の世界観と完全にマッチしていて、切なさとやさしさが曲からバンバン伝わってくるのです。
改めて久石譲さんの才能と人を引き付ける記憶に残る音楽のすごさにやられました。
だって、エンドロール中にはサントラポチってたもん(笑)
老婆と少女の姿はソフィーの心理的状態とリンクする
時折変化するソフィーの見た目に困惑しました。
場面によってコロコロと老婆になったり、少し若くなったり、少女に戻ったり。
なんじゃこれ??
率直にこう思いました。
しかし、物語が進んでいくとソフィーの姿はハウルへの恋心だったりと自身の心理的状態と連動して変化していることに気が付きます。
そこで過去のシーンを思い出すと辻褄が合う部分が。
美しい容姿の母や妹と比較して自分の見た目に自信がないソフィー。
ハウルへの恋や自身の葛藤など、目に見えない心理的変化が年齢という形で外見に現れる描写は初見では追いきれないです。
※このあと速攻でもう一回観ます(笑)
ただ、こういった子供から大人に変わる段階の心の変化を描くことに関しては、宮崎駿監督は長けているなと感じますね。
臆病なハウルがソフィーと出会って成長する姿に感動
個人的なこの作品の山場はハウルがソフィーに勇気を貰ってサマリンの前に直接現れた場面でソフィーに言ったこの言葉。
「僕はもう十分逃げた。ようやく守らなければならないものができたんだ。君だ」
今まで、臆病で嫌なことから逃げてきたハウルがソフィーという大切な存在に出会ってサマリンに立ち向かう場面です。
結局、この言葉通りにソフィーたちを守るために身を挺してみんなを守るハウルの成長に涙せずにはいられないシーンです。
ホントに、ハウルは自由で責任から逃れて髪の色が変わっちゃっただけで大泣きしてまうくらいに頼りない印象がありました。
しかし、ソフィーたちを守るために成長していく姿はこの作品の大きな柱となっています。
ラストは大感動の名シーン!!
エンドロール込みで秀逸でした!!
クライマックスはソフィーとハウルのキスシーンで終わるのですが、そこからエンドロールに入る流れが最高過ぎました。
さっきも書いたけど、ここで気が付いたら無意識にサントラをポチってました(笑)
それくらい良い曲。
正直、王子の一言とサマリンのよくわからない決断で戦争が案外アッサリと終わるんだと思いましたが、細かい話はいいんです。
みんなが幸せなら。
この段階では、髪の色は白髪ですが少女の姿に戻ったソフィーと心が戻ったハウル。
このハウルの心を取り戻す一連の流れを観終えると、その前後で言葉の重みが違うんですよ。
冒頭はキムタクの演技ヤバwwwとか馬鹿にしてましたけど、ごめんなさい。
心が戻ったハウルは目を覚ましてソフィーに
「体が石のように重い」
というと、ソフィーは
「心って重いの」
というセリフ。
深過ぎます!!身に染みます!!
そして感動のラストシーンへとつながるのですが、ヤバいですね。
なんで10年以上も観たことなかったんだろう。
完全に公開しました。。。
まとめ
今回は今更過ぎますが、金曜ロードショーで「ハウルの動く城」を観てモーレツに感動した勢いでその感動を記事にしました。
管理人のように、「どうせジブリって空飛んで、気が付いたら大団円みたいなのばっかりでしょ。」とか思って敬遠している方。
絶対に観た方がいいよ。
マジでオススメ。
以上、ご精読ありがとうございました。