結婚式を挙げない「ナシ婚」って悪いこと?実際に感じた後悔や良かったこと

2019年5月5日Life, 結婚

こんにちは。
婚姻届を役所に出す。これだけで十分じゃないのと常日頃思っているsasaki(@sasaki_holiday)です。

最近ではウェディング写真だけで済ませたり、披露宴はしないで家族で結婚式だけとかミニマムなスタイルも浸透してきましたよね。

とは言っても、いまだに親世代やさらにその上の世代、また地方によっては「結婚式」はマストという考えも根強くあります。

私たち夫婦は結婚前から「結婚式は必要ないよね」という合意が取れていました。

しかし、いざ結婚となると相手の両親などは「結婚式はやるの??」とかめっちゃ聞かれるし、結婚式は挙げるべき的なことをいまだに言われています(笑)

幸い、自分の親はその辺に無関心というか訳あって距離感を保っておりますので心配はありません。

まぁ、その辺の複雑な事情はコチラの記事で色々と吐き出しておりますので物好きな方は読んでみてください。

でね、うちの親なんかはどうでもいいのですがやっぱり奥さんの両親はとても真面目で常識的な方だし、古風な感じの方だから「結婚=結婚式」みたいなところがあるわけですよ。

一応、本人同士(私と奥さん)が結婚式を挙げないという意見で合意していることもあってそこまで深くは言わないけど。。。

そんな感じで今の時代ではそんなに珍しくもなくなってきた「結婚式を挙げない」という選択。

これが実際問題としてそんなに悪いことなの?って部分を実際の体験談とか周りの意見とか踏まえて考えてみました。

結婚式の本来の意味合いから考える

結婚式

まずは、「結婚式」が持つ本来の意味合いから考えてみます。

厳密な「結婚式の意味」という部分では宗教や国・地域などによって異なるが、基本的には神や仏の前で結婚の誓いを立てるというのが大きな意味の1つである。

また、その誓いを親族や知人などにお披露目するのが披露宴でありWikipediaによると「古事記」や「日本書紀」にも結婚式の起源的な表記があるとか。

とまぁ、ここでそんなに詳しくやるつもりもないのでザックリとまとめると結婚式やそれに付随する披露宴は多くの場合、今も昔も意味合いとして変化はないようです。

つまり、結婚の誓いを神や仏、行政や家族に認めてもらいその姿をお披露目する。というのが大まかな意味合い。

で当然だけど日本の法に「結婚する場合は結婚式をやらなければいけない」なんて法はありません。

となると、特に信仰もなくて結婚の誓いなんて大袈裟なものもなく、別にお披露目するつもりもなければ特に結婚式なんて不要な気もしてきた。

ましてや、田舎を出て東京で暮らしているなら結婚にまつわる風習とか習わしとか関係ないし。

今と昔の結婚式に対する価値観の違い

今と昔の違い

実際に私自身も感じましたが、一般的に古い世代の方たちの方が「結婚式」に対する重要性みたいなものを感じている気がしました。

実際に厚生労働省の調査とかによると2014年には約65万組の婚姻に対して結婚式を挙げたのは約35万組み程度とのこと。

約半数は結婚式を挙げていません。

その背景としては

  • 経済的な事情
  • 出来ちゃった婚
  • 再婚や再再婚
  • 人前で目立つセレモニーが嫌だ

などの理由があるそうです。

まぁ、確かに昔(両親や祖父祖母の時代)と比較すると現在の離婚率や子供を授かってから婚姻などのパターンは増えていますよね。

ちなみに私は完全に「セレモニー的な行為が苦手・不要だと考えている」に該当します。

恐らく、地域や親族のつながりが薄れて個人として結婚する人間の増加も関係しているように感じます。

つまり、結婚というものが今は「個人同士の意思で結婚」であるのに対して昔は「家族や地域も含めた意思で結婚」という考えの違いがあるようです。

うーん、そう考えると「結婚式」というものに対して今と昔で考え方のギャップが生まれてしまうのもしょうがない気がします。

結婚式を挙げる現実的なメリット・デメリット

結婚式のメリット・デメリット

では、ここまでは「結婚式」を取り巻く歴史的な背景や時代的な部分にフィーチャーしてきましたが、ここからはより現実的な側面で結婚式の必要性を考えていきます。

結婚式・披露宴を挙げるメリット

まず、結婚式や披露宴を挙げるメリット。

  • 親孝行になる
  • 夫婦としてのけじめ
  • お世話になった人への感謝を伝える

まずは「親孝行」

やはり、晴れ姿を両親や親族にお披露目することはそれだけで親孝行になります。

特に新婦のウェディングドレス姿は一生に一度の晴れ姿として親は見たいものらしいですよ。

次に大きいのが「夫婦としてのけじめ」

これに関しては確かになぁと思う部分もあります。

というのも、私は結婚式を挙げていないので特に結婚に対する実感ってほとんどないんですよ。

けど、実際に結婚式を挙げた友人などに話を聞くと形式的な物であっても「これからの覚悟」みたいな部分が変わったとかよく聞きます。

形から入るっていうのもアリなのかもです。

そして「お世話になった人への感謝を伝える」ということ。

これも納得の理由ですが、普段から感謝を伝えられたらそれがベストですが実際にはこういう場じゃないと感謝って伝えないですよね。

披露宴では定番の「両親への感謝の手紙」ってああいう場だからこそ伝えられる良い機会なのかなぁとか思います。

結婚式・披露宴を挙げるデメリット

メリットがあればデメリットもあるはず。

ていうか私自身はメリットとデメリットを天秤にかけた結果、結婚式を挙げていないわけで(笑)

では結婚式・披露宴を挙げるデメリット

  • 数十万円~数百万円の経済的負担
  • 家族関係に事情がある場合
  • 形式的な儀式の必要性

まずはやっぱり「経済的負担」の大きさ

結婚式や披露宴は規模や内容にもよりますが、数十万円から数百万円はかかってしまいます。

20代などで親からの支援が無かったりすると、結構シビアな問題です。

また、仮に金銭的に払えたとしてもそのお金を新居の費用とかお世話になった方へのギフトなど、別の形で使った方が有益と考える場合もあります。

私の場合も一応、結婚指輪くらいは購入しましたが夫婦そろっていまだに購入後一度も着けていません(笑)

それなら、指輪ももっと安いやつにして他のことにお金を使っても良かったなぁとか思っています。

次にデメリットというかハードルになるのが「家族関係の複雑な事情」

現在は一人親の家庭や血縁のない親を持つ家庭など家族関係も多種多様です。

そういう方にとっては、自分の親族だけならまだしも相手方や職場の人間などもいる場というのは心理的なハードルがとても高いです。

あえて、そんなハードルを越えてまでやる価値はあるの?とも思ってしまいます。

そして私も強く感じている「形式的な儀式の必要性」

実際問題、宗教的な信仰もなければ土着的な風習などもないのに教会や神前で結婚を誓うことの必要性が感じられません。

まぁ、そんな屁理屈は置いといても単純に人前でパシャパシャ写真撮られて勝手に感動されたりしても困るというか恥ずかしいというか。。。

少なくとも自分だったらあんな人前で何時間も自分の昔の写真を流されたり、思い出を語られたりするのを数時間も耐えるのは無理です。

そう思う人間が一定数いても不思議じゃないと思います。

実際に「ナシ婚」をした体験談

体験談

はい、長々と結婚式の必要性やメリット・デメリットなどについて書いてきましたが最後に私自身が結婚式を挙げずに結婚したいわゆる「ナシ婚」なのでその体験談を紹介します。

まず、私たち夫婦が「ナシ婚」を選択した理由は以下の3つ。

  • とにかく恥ずかしいから無理
  • 別に披露宴とか呼ぶ友達とかいないし
  • 準備とか面倒くさい

はいクソ野郎な感じはしますがこれがホントにリアルな理由。

で、実際に「ナシ婚」をしてから結婚2年目に突入しましたが今のところ大きな困ったことはありません。

強いて言えば、奥さんの両親からの「せめて写真くらいは取りなさい(本音は式もやりなさい)圧力」があるくらい(笑)

それ以外はホントに困ったことも無し。

まぁ、自分だけでなく奥さんも結婚式なんて絶対無理って感じだったのが幸いです。

ただ、以前コチラの記事でも紹介しましたが私たち夫婦は「子供の予定」もありません。

正直、子供と同じでいつか将来的に「あぁ、あの時結婚式くらいやっておけばよかったなぁ」とかなる可能性はないとは言えません。

とは言え、現段階で全くやりたくもないことに数百万円のお金と時間をかけるメリットも一切思いつきません。

ていうか、子供とちがって結婚式は最悪何歳になっても出来るし。

なので結論を言うと、結婚式なんて挙げなくても何も不自由もないし困ることもない。

ただ、自分の意見だけでなくて奥さんや夫との間でしっかり意思を合わせておきましょうねってくらい。

まとめ

というわけで今回は、実際の体験談や私個人の主観を交えながら、結婚式や披露宴をやらない「ナシ婚」について考えてみました。

私自身はこんな形式的な儀式になんの必要性も感じませんが、こればっかりは相手のことやその家族とかも絡んでくるのでちゃんと話し合って決めるのが重要です。

ある意味、結婚式に必要性は感じませんがそれがキッカケで家族や親族の関係にヒビが入るくらいなら無意味でもやってしまった方が丸く収まる場合も多いかもしれません(笑)

とは言っても、現代では「結婚=結婚式」が当たり前の時代ではなくなってきているので、より柔軟な対応が出来ると思います。

私たちも数か月後にはウェディングフォトくらいなら気休めに撮ってるかもしれないし(笑)

以上、ご精読ありがとうございました。

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