【書評】『トリノトリビア』身近にいる野鳥が愛おしくなるおすすめの1冊

こんにちは。
実は野鳥大好きsasaki(@sasaki_holiday)です。
スズメ、ハト、カラス等々、普段何気なく目にする野鳥のことどれくらい知っていますか?
今回紹介する1冊『トリノトリビア』を読めば普段目にする野鳥たちを見る目が変わるはずです。
なんていうか、愛おしくなります(笑)
『トリノトリビア』はタイトルにもあるように、普段よく目にする野鳥のトリビア(雑学)83個を可愛い4コマ漫画と解説で楽しく教えてくれる1冊です。
監修・執筆は鳥類学者の「川上和人」さん。
彼はNHKラジオ「夏休み子ども科学電話相談」でもおなじみで堅苦しくなくユーモアたっぷりにみんなが知らない野鳥のひみつを面白おかしく伝えてくれます。
4コマ漫画は鳥マンガのパイオニア「マツダユカ」さんが描いています。
マツダユカさんが描く鳥のイラストは可愛いだけでなく、どこか人間味を感じるような愛嬌があって癒されること間違いなしです。
また、本の帯では芸人で俳優もこなす「片桐仁」さんがこの本を推薦しています。
そんな鳥類学者と漫画家が手を組んだ異色の本『トリノトリビア』を読んだらメチャクチャ面白くてすぐに誰かにトリビアを話したくなるような良書だったのでご紹介します。
川上和人さんのユーモア溢れる野鳥トリビアは誰かに話したくなること間違いなし
鳥類学者さんってお堅いイメージがありました。
しかし、本書を読んでみてビックリ!!
所々にあふれるユーモアと子供でも理解しやすいような説明、そして独自の切り口で語られる鳥のトリビアはホントに読んでいて飽きないです。
普段何気なく気になっていた野鳥の仕草や習性のヒミツや野鳥に隠された衝撃の事実だったり、本書では全部で83個のトリビアが紹介されているのですが、そのどれもがトピックスをパっと見た瞬間に読みたくなる内容です。
例えば、「ハトが歩くときに首を振る理由」ってみなさん知っていますか??
こんな子供の時から何気なく見ていた野鳥の仕草にも理由があるんです。
こんな何気ない疑問やすぐに誰かに話したくなるようなトリビアが83個本書には収録されています。
しかも決して堅い文章ではなく、わかりやすくて面白い!
大人が読んでも楽しいですが、子供と一緒に読んでも楽しめる内容だと思います。
また、個人的には川上和人さんの他の作品も同様にとても面白い著書があるのでおすすめですよ。
マツダユカさんの描く4コマ漫画が可愛くて鳥がもっと好きになる
マツダユカさんは『始祖鳥ちゃん』や『きょうのスー』といった鳥に関する漫画作品だけでなく、『ハシビロコウのはっちゃん』などの絵本作品も描いています。
可愛いイラストと、どこか人間味がある鳥のイラストは見ていてとても癒されます。
そして鳥ごとの特徴やイメージにピッタリな性格で鳥たちを描くので、より鳥たちに愛着がわきます。
本書で紹介されている野鳥トリビアは基本的に、「タイトル」「4コマ漫画」「解説」がセットになっていて、まずタイトルで惹きつけられて、マツダユカさんの描く4コマ漫画で全体の導入、そして細かい解説と流れていくので、スッと頭にトリビアが入ってきます。
きっと普段あまり活字を読まないような人でも抵抗なく読み進めることが出来るので大人だけでなくて子供にもピッタリな内容です。
マツダユカさんの他の作品も可愛くて癒される鳥マンガが多くあるので興味のある方はぜひ読んでみてください!!
まとめ
今回は身近にいる野鳥のトリビアがぎっしり詰まった一冊『トリノトリビア』を紹介しました。
私は実際にこの本を読んでから速攻で奥さんにいくつかのトリビアを話してしまうくらい、誰かに言いたくなる野鳥のトリビアが面白おかしく描かれています。
しかも、普段街で見かけるスズメやハト、カラスだからこそ余計に親近感だったり愛着を感じます。
本書の帯で片桐仁さんが書いている「この本を読めば、道ばたのスズメやカラスと友達になれます!」はホントにその通りだと思いました。
ぜひ、普段本を読まない方やお子さんとでも一緒に読める素晴らしい1冊なのでおすすめです!!
◆ユーモアあふれる解説と可愛い4コマ漫画でどんどん読める
◆読んだらすぐに誰かに話したくなるような野鳥のトリビアが83個も収録
◆大人から子供まで楽しめる1冊
以上、ご精読ありがとうございました。