『名探偵コナンゼロの執行人』ネタバレ解説・感想【安室さんファン爆増中!!】
こんにちは。
ここ何年かのGWは基本的に劇場版のコナンを観に行くsasaki(@sasaki_holiday)です。
ゴールデンウィーク最初で最後の外出でコナン観てきました。
安室さんが終始カッコよすぎる!!圧倒的に!!
もう、これに尽きますね!!
正直、個人的には安室さんはそこまで好きなキャラってわけではなかったのですが、もうこの作品を観たら嫌でも好きになっちゃいます(笑)
今回は、公開から時間も経ったということで『劇場版 名探偵コナン ゼロの執行人』をネタバレを含みながら徹底解説していきます。
【2019年5月1日更新 2019年劇場版最新作「名探偵コナン 紺青の拳」観てきました!】
あらすじと見どころ
では、サクッとあらすじを紹介します。
東京サミットの開催地となる東京湾に建設された「エッジ・オブ・オーシャン」
この各国首脳が集う会場が突如爆発することからストーリーは始まる。
なんと爆発現場の映像には「安室透」の姿が。
そして、現場の指紋やその他証拠品からこの事件の容疑者として疑われたのは「毛利小五郎」
不自然な証拠や裏で動く「安室透」の存在に違和感を感じたコナンは小五郎の疑いを晴らすために事件の謎を解いていくと、そこには衝撃の真実が。。。
まぁ、あらすじとしてはこんなところでしょうか。
今回は、本編でも人気のキャラである安室さんが終始大活躍します!!
序盤は小五郎を事件の犯人に仕立て上げる一方、ラストではコナンと協力して大勢の命を守るために大活躍します。
今作の見どころは何といっても安室さんです!!
続いてはこの「安室透」についてご紹介していきます。
安室透という男について
この「安室透」という男には3つの顔があります。
今作をより楽しんで観るポイントにも深く関わってくるのでそれぞれ見ていきましょう!!
私立探偵としての「安室透」
※出典:劇場版 名探偵コナン ゼロの執行人 公式HPトレイラー映像から引用
最初、コナンたちの前に現れたときは小五郎に弟子入りを志願してきた「私立探偵」として登場しました。
普段は「安室透」という偽名で小五郎の探偵事務所の下にある「喫茶アポロ」で働いています。
安室透という偽名を使って小五郎に接近している理由ですが、黒の組織の一員である「キール」の件で「シェリー」との関わりを調査するために接触しています。
とてもやさしく物腰柔らかな印象ですが、後述する裏の顔を持ち合わせていてとてもミステリアスな存在です。
警察庁の「ゼロ」に所属する「降谷零」
※出典:劇場版 名探偵コナン ゼロの執行人 公式HPトレイラー映像から引用
本名は「降谷零」といい、警察庁の「ゼロ」という組織の人間です。
この「ゼロ」という組織は警察庁の警備企画課という組織の別名です。
そもそも警察庁とは警視庁および各道府県警察のまとめ役で、警察組織の命令系統の上位に位置します。
この「ゼロ」は警視庁の公安部や各道府県警察の公安職員のトップです。
つまり公安のトップ組織ということですね。
そこに所属する「降谷零」は国家の安寧を守るために時には違法な手段さえも厭わず実行します。
今作に登場する警視庁の公安部つまり降谷の部下にあたる「風見」は降谷のことを作中で
「あんなに怖い人はいない」
と述べるほど目的のためには手段を選ばない冷酷な一面があるようです。
黒の組織の一員としての「バーボン」
※出典:劇場版 名探偵コナン ゼロの執行人 公式HPトレイラー映像から引用
黒の組織に潜入捜査して「バーボン」というコードネームで活動しています。
組織内では「探り屋」として様々な調査や場合によっては暗殺なんかも担当しているとか。。。
ただ、今のところはあくまで公安の密令として潜入捜査をしていますが、今後の展開次第ではどうなるのでしょうか。
たまに見せる安室さんのブラックな部分はこういうところからきているのでしょうね。
ただ、今作中にてコナンに「彼女はいるの?」と聞かれた安室さんが「僕の恋人はこの国さ」って発言が本心なら、ひとまずは悪者ではなさそうですね。
ていうか、このやりとりカッコ良過ぎですね!!
もう子供向けの映画ではない!!
正直、「違法捜査」とか「公安の上下関係」とか大人でも難しいです(笑)
実際に私もゴールデンウィークの日中帯に映画館に行ったのですが、圧倒的に年齢層が高かったです。
もう、コナンの映画を昔見ていた層(私含む)がもう大学生や社会人になっているのでしょう。
ただ、やっぱり子供も一定数いて親子で真剣に楽しめる映画として親しまれていることが今作の大ヒットにつながっているのでしょう。
私の隣は小学低学年くらいの少年だったのですが、完全に中盤から集中力が途切れて、隣のお父さんがかなり熱中している感じでした(笑)
また、随所にちりばめられているワードも新鮮でした。
IoTテロ、ドローン、ハッキング、匿名ソフト、etc…
今作は基本的にサイバー犯罪が事件の軸です。
そのため、それに付随するワードもIT的な用語も多く正直子供とか理解できるのかなとか思ってみていました。
また、あゆみちゃんや光彦、元太が操縦するドローンが多くの人の命を救ったり(笑)
もう自分が小学生だったら完全に理解不能でした。
【警察庁・警視庁・検察庁】複雑に絡み合うそれぞれの正義と闇
今作の肝ともいえる公安の正義と闇について解説していきます。※盛大にネタバレ有
早速、犯人の発表ですが検察庁の日下部検事です。
彼の動機は自身の協力者であった馬場二三一が公安の策略によって殺されたことによる警察庁公安に対する行き過ぎた正義でした。
いくら、正義のためとは言っても宇宙から帰還する無人探査機をぶち落とすのかい!!
といった突っ込みもありますが、彼は馬場を殺された復讐と検察としての正義を守るために本気で警察組織の公安という存在を潰そうとしました。
しかし、蓋を開けてみれば彼(馬場二三一)は殺されていませんでした。
馬場を守るため、公安としての違法捜査への責任を取るために公安は馬場を殺したように見せかけて保護していました。
安室さん仕事出来過ぎだけど、その有能さが裏目となってしまいました(笑)
この事実は当時、馬場とともに仕事をして特別な関係にあった橘境子にも伝えられておらず、結果としてこちらにも大きな復讐心を持たせることになっていました。
それぞれが自身の正義を遂行しようとした結果複雑に絡み合ってゆがみが生まれることになってしまいました。
ただ、安室さんが言うように自分の違法捜査はしっかりと自身で処理をする必要があり、それが公安としての仕事という部分が日下部にはかけていたのでしょう。
そして安室さんの正義とはすべてはこの名言に詰まっていました。
「僕の恋人はこの国さ」
もう、カッコ良過ぎです!!
仕事ができる男の発言ですね(笑)
※出典:劇場版 名探偵コナン ゼロの執行人 公式HPトレイラー映像から引用
あと、後半のシーンで黒部が安室(降谷)に対して「バーボン」の名前を言っている(音声はなく口パクからそう見える?)ように見える部分も憶測を呼びますね!!
黒部が黒の組織No.2の「ラム」なんじゃない!!的な
まぁ、今後の展開が気になりますね!!
来年(2019年)のコナン映画はキッド回!!
※出典:Amazon
毎年恒例の映画上映後の次回作の予告がありました!!
怪盗キッドが現れて「また、お会いしましょう。夜空に浮かぶ、船の上で。」
こりゃ来年のコナン映画も大ヒットの予感がしますね(笑)
まとめ
今回はちょいと遅れながらもなんとかGW後半にコナン映画ゼロの執行人を観に行くことができたので感想とか考察とか書いてみました。
実際にこの作品を鑑賞してみて複数回劇場に足を運ぶ人の気持ちが分かりました!!
1回観ただけじゃ色々疑問が残ったり新しく気になる部分が出てくるんです!!
出来ればあと1回くらいは映画館に行きたいですが、時間的に厳しければDVDかBlu-rayを購入予定です。
ぜひ、安室さんファンやそうでない方も楽しめる作品ですので劇場まで観に行ってみたらいかがでしょうか?
【オススメ映画紹介記事】
あの史上最大の鬱映画として話題になった「ダンサーインザダーク」を改めて観直したら思いがけない発見が!!
以上、ご精読ありがとうございました。