3日で基本情報技術者試験に合格する勉強法とオススメ参考書

2017年12月14日Book, IT

こんにちは。
文系卒IT未経験のエンジニアsasaki(@sasaki_holiday)です。

今回は私が2016年の秋試験にて合格した「基本情報技術者試験の合格方法」についてご紹介いたします。

皆さん、IT業界に就職すると基本情報技術者試験の受験を考える方も多いかと思います。

私の場合は強制ではないものの会社でこの資格は取得する風潮があった上に、基本給がプラス1万円ということから2016年に受験を決意いたしました。

資格の名前に「基本」とついていることから、

「全然楽勝だよー」

と考えている人は少なくないと思います。(私もそうでした)

しかし、大学や専門学校で情報系の勉強をしていた人からすれば確かにそうかもしれませんが、文系の人間や専門に勉強をしていなかった人間からすると、これが結構ハードルが高いんです(焦)

そんな簡単そうに見えて実は合格するには結構大変な「基本情報技術者試験の合格のコツ」のようなものを私の実体験を踏まえて皆さんにご紹介いたします。

資格受験時の私の能力

まず、誤解を生まないために私の受験を決意した段階でのスペック(予備知識や能力)についてまとめておきます。

  • 入社後の研修でJAVADBの基本文法や基礎知識はあったはず(笑)
  • ネットワークやPCの最低限の知識(メモリとかOSの概念)はあった
  • ITにまつわる用語は業務で必要な最低限はあった

こんな状態でした。(入社2年目程度ではこんなものかな)

とはいっても、ホントに業務で普段から触れている部分以外は全体的になんとなくは聞いたことあるけど、具体的にはよくわかっていない知識が大半でした。

そんな私が3日の勉強で合格した勉強法

それでは本題の「基本情報技術者試験に3日で合格する勉強法」をご紹介していきます!!

よくいろんなサイトや合格体験記で言われている、以下の2点は必須であり、逆にこの2点をしっかりと抑えておけば合格できると思います(笑)

1. 過去問を最低3年間分はこなす
2. 基礎用語・計算は暗記(過去問ベースで)

正直、3日という期間では上記の2点を抑えることくらいしかできません(諦)

しかし、上記2点をしっかりこなせばたとえ試験が3日後に迫っていてもある程度余裕をもって合格できると私は実感いたしました。

それでは、私が3日でおこなった具体的な勉強法をご説明いたします。

午前問題は過去問が合格への最大の近道!!

よく多くの方が言っていますが、この基本情報技術者試験の午前問題というのはホントに過去問の使いまわしが多いです。

私が受験した時も正確にはわかりませんが、大体の割合として以下のような感じでした。

  • 全く同じ問題が約2~3割
  • 数字などが変化している問題が約2割
  • 問題文や選択語句が違う問題が約1割

上記の割合を見てもらうとわかると思いますが、過去問で見たような出題が全体(午前問題)の5~6割程度なんです!!

さらにここで注目してもらいたいのが、基本情報技術者試験の合格ラインは正答率60%ということです。

つまり、見たことあるまたは全く同じ問題を正確に答えるだけで午前問題は突破できてしまうということなんです!!

これ、嘘だと思う方は実際に過去問題を数年分やってみるとわかると思います。

数年分の過去問をやっていくと、理屈や計算方法がわからなくても答えがわかる問題が多くなっていくことに気が付くと思います。

そう、理解なんていらないんです(笑)暗記勝負!!

私のように会社からの指示や資格手当をモチベーションに受験する方にとって「過去問こそ最大の近道」なんです!!

資格取得のために貴重な休日を潰すくらいなら、コードを読んだりドキュメントを読んだほうがよっぽど自分のためになると私は思います(笑)

しかし、人間いくら見たことある問題とはいっても、ノーミスで正解することは難しいと思います。

そこで、残りの4割もなんか見たことある問題だなーと思うために参考書等を前日に目を通すことは重要だと思います。
(私のように不完全な人間ではなく、パーフェクトな方は2日もあれば午前は突破できるはず笑)

初心者にもわかりやすいのに合格に必要な範囲が網羅されている参考書

合格への近道になる初心者向け参考書あります!!

実際に私も読んだ参考書「イメージ&クレバー方式でよくわかる栢木先生の基本情報技術者教室」は初心者にもやさしい有名な参考書です。

ホントにこの参考書は丁寧かつ分かりやすい解説とホントにドンピシャで試験に出る必須項目が網羅されています!!

実際、私は試験まであと2日くらいになってこの本を購入したのですが、かなり助かりました。

この参考書には確認問題なども記載していますが、正直時間に余裕がない場合はとにかく流し読みで自分のわからない単語があったら解説を読む or ネットで検索 という読み方で大丈夫だと思います。

とにかくここで重要なのは、

「なんか見たことあるなぁ」

という問題を増やすことです。

この試験はすべてマーク式の選択問題であるため、しっかりと定着した知識がなくても合格できます。

そのため、なんとなくの理解がとても重要であり完璧な知識は不要です(笑)

とはいえ、基礎的かつ重要な知識なので、必要に応じて合格後にじっくり勉強することをオススメします。

この、過去問前日の参考書の読み流しの2点を徹底すればまず午前問題は問題なく6割をとれるでしょう!!

## 午後問題は問題の見極めが重要!!
つづいて午後問題ですが、こちらは複数ある設問の中から選択して回答する形式です。

私が受験したときは以下のような設問でした。

  • 問1 情報セキュリティ       (必須)
  • 問2 ソフトウェア         (問2~7のうち4問選択)
  • 問3 データベース         (問2~7のうち4問選択)
  • 問4 ネットワーク         (問2~7のうち4問選択)
  • 問5 ソフトウェア設計       (問2~7のうち4問選択)
  • 問6 プロジェクトマネジメント   (問2~7のうち4問選択)
  • 問7 経営戦略・企業と法務     (問2~7のうち4問選択)
  • 問8 データ構造およびアルゴリズム (問2~7のうち4問選択)
  • 問9 ソフトウェア開発(C)     (問9~13のうち1問選択)
  • 問10 ソフトウェア開発(COBOL)   (問9~13のうち1問選択)
  • 問11 ソフトウェア開発(JAVA)   (問9~13のうち1問選択)
  • 問12 ソフトウェア開発(アセンブラ) (問9~13のうち1問選択)
  • 問13 ソフトウェア開発(表計算)   (問9~13のうち1問選択)

この午後問題は暗記などではなく、問題文を読み砕いて午前問題の知識を当てはめることができれば、正直勉強は不要だと思います。(業務などで担当している分野は特に)

最低限、過去問を数年間分やることで、設問の傾向や時間配分を確認しておけば午後問題は特別な勉強は不要だと思います。

なので、ここでは実際に私が過去問や本番の試験で感じたことや対策をご説明いたします。

問1は午前問題の知識を実際の業務に当てはめるのがコツ

まず、問1ですが午前問題で勉強した知識があれば、落ち着いて文章を読んでいけば正解することができます。

ここで重要なのは、午前問題の知識をある程度実際のシチュエーションに落とし込んで理解することができていれば、そんなに苦戦することはないと思います。

問2~問7は自分が理解しやすい題材を選択するのがコツ

次に問2~問7ですが、こちらは自身が実際に担当している業務の分野を選択すれば基礎的な勉強は不要です。

たとえば、問3のデータベースなんかは一般的なシステム(私が受験したときはレンタルビデオのシステムかなんかだったと思います)をデータベースの構造として理解できれば後は国語の問題です(笑)

ここでとにかく重要なのは全体の問題をざっと見て、設問の内容よりサンプルとして出ているシステムなどを理解しやすい問題を選択することです。

よく読んでみると問題自体は知識を問うものよりは問題に対しての理解度を問うものであり、知識としては業務などでで使う最低限のものがあれば十分です。

問9~問13は言語自体の知識よりアルゴリズムが理解しやすい設問を選択するのがポイント

最後に問9~13ですが、ここはよく言語の知識がない人は表計算が無難だといわれています。

たしかに、言語に対する知識や実装経験が全くない人は、表計算がいいと思います。

しかし、私は初心者のテキストレベルの知識しかありませんでしたが唯一、触ったことのあったJAVAを選択しました。

というのも、知識を問うような問題はテキストレベルのものしか出題されず、実際は選択した言語で構成されたシステムの動きを理解して回答するような設問が大半を占めるためです。

正直、知識を問うような問題(基本的な文法など)は配点も低く間違えても合格できます。

それよりはシステム全体の動きを把握して出力結果をこたえるような問題に大きなウェイトがあります。

そういった意味では、細かい知識よりは全体像をつかみやすい自身が触ったことのある言語を選択することがとても重要だと感じました。

基本情報を合格してみて

試験を受験する前はだいぶ焦っていましたが、いざ過去問を解いてみると

「こんなものか」

という感想でした。

実際に勉強した時間は過去問2日(1日4時間程度)と前日(5時間程度)の勉強で合格点をとることができました。

といっても、それには自身が普段から業務で身につけた知識もあるので一概には言えませんが、やはり情報系を専攻している学生が有利な試験なのかなぁと感じました。

まとめ

今回は、実際にIT未経験からIT業界に就職して2年目の秋にわずか3日の勉強で「基本情報技術者試験」に合格した勉強法や実際の試験のコツをご紹介しました。

当然、私の場合はわずか1年半程度とはいえ業務経験があったりしたので3日の勉強で合格できました。

ただ、午前問題は基本的に過去問の暗記、午後問題は最低限の知識と国語の問題なので、的を絞って勉強をすれば合格自体は割と簡単にできると思います。

ぜひ、IT業界への就職や転職を考えている方は持っていて損はしない資格だと思うのでサクッと合格しちゃいましょう!!

まとめ

・個人差はあるが、最低限の知識があれば3日で合格可能
・会社によっては手当などもあり、コスパのいい資格
・とにかく過去問は重要!!

先ほどもご紹介しましたが初心者の方で基本情報の合格を目指す場合はこの実際に私も読んだ参考書「イメージ&クレバー方式でよくわかる栢木先生の基本情報技術者教室」がホントにオススメですよ!!

以上、ご精読ありがとうございました。

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