【闘病記】尿膜管遺残症になって人生最大の痛みを体験【へそから膿がでたら要注意】
こんにちは。
おへそから膿が出たときは死んだかと思ったsasaki(@sasaki_holiday)です。
ちょうど1年半前のある日。。。
とんでもない痛みでホントに死ぬかと思いました(笑)
「尿膜管遺残症」って病気をご存知ですか?
かなり、マイナーな病気ですが数年前にあのフィギュアスケートの羽生弦君も患ったことで少しは知名度も上がった病気です。
私は、一昨年にこの「尿膜管遺残症」になって人生最大の痛みを体験しました!!
今回は、この恐怖の病気「尿膜管遺残症」になってから治るまでの闘病記的なことと、そもそも尿膜管遺残症ってどんな病気ってところをご紹介いたします。
「尿膜管遺残症」ってどんな病気??
私も実際になってみてこの病気の存在を知りました。
そもそも、尿膜管とはまだお母さんのおなかの中にいるときに、膀胱とへその緒をつなぐ組織で大半の方は大人になるまでに塞がってなくなってしまいます。
しかし、1%~2%程度の割合でこの組織が残ってしまう人がいます。
とは言っても、この尿膜管が残っているだけなら何も問題はありません。
問題はこの尿膜管が炎症を起こしたり、細菌などに感染してしまうと、腹部に痛みが生じたり、臍から膿や尿が漏れ出したり、低確率ではありますが、腹膜炎やがんにまでなってしまう可能性もあるものです。
まぁ、簡単に言うと胎児の段階で必要だった器官が成人になっても残ってしまってそこが炎症を起こして発症する病気って感じです。
盲腸みたいな感じですね。
かなり、マイナーな病気(私も病院に行ったときかなり珍しがられました笑)ですが、あのフィギュアスケートでオリンピック2大会連続金メダルを獲得した「羽生弦」選手が患ったことで知名度が上がりました。
主な治療法は?
まずは、抗菌剤等によって炎症を抑えることが第一の治療です。
そして炎症が収まったら、尿膜管を切除してしまう外科手術を実施する場合や、症状の経過をみて切除はしない場合があります。
とはいえ、症状が治まっても今後がんになる可能性や再発の可能性もあるので切除してしまうと安心ですね。
あとは、炎症を抑える段階では抗菌剤に加えておへその洗浄を行う場合もあるらしく、これはだいぶ激痛らしいです(怖)
それでは実際に私がこの尿膜管遺残症になってから現在に至るまでを当時のメモを見ながら思い返していきます。
壮絶!!尿膜管遺残症闘病記
始めに言っておきます。
「尋常じゃないくらい痛かったです!!」
もう、痛みで眠れない・動けないとはこういうことなんだと初めて知りました。。。
それでは、時系列を追って振り返っていきます。
最初は腹筋の筋肉痛 or もしかして盲腸なのかと疑う
1日目
朝起きて、腹部に筋肉痛の痛みに似た違和感を感じる。
「なんか寝違えたかなぁ」
このくらいの感じ
2日目
休日だったのでランチを食べて映画を観に行く。
終始、腹部の痛みが気になるようになってくる。
(ホントに筋肉痛のような鈍い痛み)
ついに盲腸になったかと怯えてネットで情報を調べまくる(笑)
3日目
ここで急展開!!
部屋でゴロゴロしていると、なにか異臭が。
異臭の原因を探すと自分の臍からだと気付く。
ていうか、臍の周りに膿が固まったような跡があることを発見。
ネットで「臍 膿 異臭」こんなワードで調べまくると「尿膜管遺残症」という病名を発見。
かなりの危機感を感じて、翌日の仕事を休み病院に行くことを決断。
病院に行って「尿膜管遺残症」という病気であることが判明
4日目
仕事を休み、自宅近くの泌尿器科を受診。
ちなみに泌尿器科に行くべきという情報はネットで仕入れる。
やっぱり困ったときはgoogleだと感じる。
そして、先生に
「臍から膿が出る、下腹部に筋肉痛のような痛みがある、これらの症状から尿膜管遺残症だと思う」
という旨を伝えると、すぐに近くの総合病院への紹介状を貰うことができた。
そして、バスで総合病院へ。
待たされること1時間程度。
やっと通された診療スペースで泌尿器科の先生に早速、臍を謎の棒でグリグリされる。
メチャクチャ痛い!!
案の定、雄たけびを上げて大騒ぎしてしまう(笑)
そして、CTスキャンを撮ることに。
人生初めてのCTスキャンに緊張しながら結果を待つ。
そしてまた1時間程度経って診療室に呼ばれる。
先生:「CTの結果を見ると、しっかりと尿膜管が残っていますね(笑)」
先生:「多分、症状から見て尿膜管遺残症で間違いないでょう」
やっぱりか。。。
病院の先生は中々珍しい病気ということでテンションが上がっていて、羽生君もなったやつだよーと陽気に伝えてきた(笑)
ひとまず、塗り薬の抗菌剤と痛み止めを貰って、抗生物質を点滴されて経過を見ることに。
ちなみに、CTや薬代を含めて1万円弱かかった。。。
壮絶な痛みと自宅・病院の往復。。。
5日目~8日目
痛みが本格的になってくる。
寝返りさえも痛くて、痛み止めを飲んでも1時間程度しか効かない状況に。。。
さらに臍から出る膿の量も多くなってTシャツが一発で汚れてしまう状態。
においもかなり臭い。
なので、痛みを我慢してシャワーで流してガーゼを貼ってみる。
夜も1時間おきに起きてしまう状況。
9日目
2度目の通院。
やっぱり、あの恐怖の謎の棒で臍をグリグリされる。
またも絶叫(笑)
そして追加の薬とまた点滴を打たれる。
さらに、入院と手術による除去を提案されるが、怖すぎて拒否。
まぁ、先生も手術は今後再発したり悪化したりしなければ今回はしなくてもいいという判断に
10日目~12日目
痛みは最高潮に!!
もう、寝てても痛いしトイレにも行くにも15分くらいかかる状況。
臍の内側が突起してきてさらに臍周辺のおなかも赤くはれてくる。
服がすれるだけでもかなり痛い感じに。。。
当時付き合っていた現在の奥さんに食事やガーゼを買ってきてもらって家でのたうち回る。
13日目
ここで変化が!!
日課となった臍の洗浄とガーゼの交換中の出来事。
臍から大豆くらいのサイズの膿の塊がポロっと落ちることを確認
ネットで情報を見ていたがいざ出てくるとビックリ!!
そして、これを境に痛みが一気になくなり、臍の突起や腫れが収まってくる。
そして痛み止めの服用をしなくても眠れるように。
通院をやめて仕事にも復帰
14日目
もう、腫れも膿も少なくなったので2週間ぶりに出社。
会社の人から、かなり心配されると同時にずる休みを疑われる(笑)
そして、本来通院の予定があったが例の臍グリグリが怖すぎて通院しなくなる(笑)
15日目~
臍の突起はドンドン縮小していき、腫れもなくなっていく。
痛みもなくなり、下腹部に残っていた違和感もなくなって安心。
仕事も普通に出社できるようになる。
症状は治まったが完治はせず
はい、まぁこんな感じで地獄のような2週間を過ごしました(笑)
この時初めて、
「やっぱり健康は大事だなぁ」
とか
「何かの時のために医療保険とか入っておいた方がいいのかなぁ」
とか真剣に考えました。
(仮に入院手術を選択していた場合、自己負担分でも20万円以上はかかりそうでした)
しかし、いざ治ってしまうとそんなことも忘れてまたいつもの生活に。。。(笑)
しかし、根本的に原因の尿膜管を手術で除去したわけではないのでまだ再発の可能性もあります。
そして、1年以上たったある日。。。
「なんか、またあの痛みがあるなぁ」
と、再発の恐怖がよぎりました。。。
しかし、この時は結局、少量の膿が出た程度ですぐに症状がなくなり病院にも行かずに治ってしまいました。
とはいえ、やっぱり再発してまたあの痛みが来ることを考えると恐怖しかありません。
やっぱり、健康への意識ともしもの時の保険は大事!!
もう、これに尽きます!!
健康って大事です!!(笑)
さらに、もしもの時の保険は大事です!!
こんなこと言ってるのに、いまだに保険も入らず、毎日ガンガンお酒を飲んでいるので反省しなくてはいけません。。。
しかし、今度再発したらさすがに手術も考えるので色々な準備はしておくことに越したことありません。
みなさんも、いつ聞いたこともない病気になるかわからないのでしっかりと対策しておきましょう。
まとめ
今回は尿膜管遺残症という中々にレアな病気になった体験談を当時のメモを見ながら振り返ってみました。
この記事を見て、
「なんか、臍が痛い」
「臍から膿が出る」
などの症状がある方はすぐに病院(泌尿器科)に行って診察を受けた方がいいと思います。
早い段階で症状を抑えることができれば、手術の選択肢や投薬で経過を見る選択肢も選べるうえに、こんな激痛になる前に対処できるかもしれません。
・臍が痛い・臍から膿が出るもしかしたら尿膜管遺残症かも
・主な治療法は炎症を抑える投薬や手術による除去
・発症確立はかなり低いがかなりの激痛なので要注意(笑)
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以上、ご精読ありがとうございました。